ベトナム企業紹介(産業分野)
VINA TOKAI POWDEX Co.,Ltd
機械製造 |
岐阜県に本社を構える株式会社東海パウデックス社のベトナム現地法人である。東海パウデックス社は1960年の創業以来、食品の粉体技術をベースにした粉体のトータル-システム-エンジニアリングに実績を持つ。東海パウデックス社初めての海外拠点として、2006年にVINA TOKAI POWDEX CO.,LTDが設立された。ベトナムに進出している日系の食品加工の企業を中心に自社の粉体技術を提供するサービスを開始。現在では、自社の得意分野である粉体のトータルエンジニアリングシステムを、日系に限らずサービス提供できる体制を整えている。更には、ベトナムのみならず、近隣国であるタイの日系企業に対しても、同社を通じてサービスを提供した実績を持つ。今後は、ベトナム以外の地域に対しても、自社の強みを行かせるフィールドで積極的にサービスを展開する計画である。同社が提供するサービスは、主に粉粒体装置の設計から製造、設置、更にはアフターサービスまでのトータルサポートである。粉体の計量、空気輸送、定量排出、異物の除去、といった高度で専門的な技術が必要な粉粒体のエンジニアリングサービスを、設計段階からトータルで提供できることに強みがある。もちろん、特定のプロセスに限定した装置の提供も行うことができる。また、同社の特徴の1つに、財団法人海外技術者研修協会(The Association for OverseasTechnical Scholarship、略称AOTS)の研修制度を利用してベトナム人技術者の育成に力を入れていることが挙げられる。ベトナム国内で機械工学や電気工学を専攻した大卒者の中から優秀な人材を選抜し、岐阜県の本社で受け入れているのだ。AOTSでの日本語教育機関を含めて約1年間、日本国内で日本語、および本社の工場で粉粒体装置の技術をしっかりと教え込んでいる。研修終了後は、現地のエンジニアとしてベトナム法人に戻り、現地で技術サービスを提供している。そのため、同社では豊富な知識と日本語対応のできる優秀なベトナム人技術者が活躍している。同社が最も大切にしていることは、「信用と信頼」である。特に同社が取り扱う高度な装置は、一度導入したら長年使い続けるものであり、長期間のサポートもあわせて必要になるものである。同社はお客様を中心に、何度も顔を合わせて親密な関係を構築することが大切であると考えている。ベトナムにおいても、コストだけではなく、あくまでお客様との「信用と信頼」を一番大切にする姿勢を、ベトナム人スタッフ含めて浸透させている。 |
|
||
【企業紹介】 |
||
に掲載されています。
著作権について
本サイト内の記事、コンテンツ類の無断転載、複製および転送を禁じます。このような運営の妨げになる行為に関しては、損害賠償を求めることがあります。
- <PR>