先月、知り合いの結婚式がありました。これで、ベトナムで参加した結婚式は、
なんと、4回目になります。
参加したどの結婚式にもいえることですが、
とにかく、「参加者」が、しゃべり、歌い、騒ぐので、
結婚式というより、宴会みたいな感じです。
なので、花婿・花嫁が中心に、式がすすむ日本と大きく違うところは、
参加者が、とにかく、式の「中心」であることです。
そして、なによりも、時間が適当。
たとえば、招待状に、「午後17時~」に開催と書いていれば、
午後17時~から、「会場に入ってもいいですよ」という意味です。
実際に、式は、その1時間後、1時間30分後に始まるのが普通です。
日本では、考えられませんが、ベトナムタイムでは、これが標準だそうです。
これは、先月、参加した結婚式のいち風景です。
まず、どの結婚式でもそうですが、式会場に到着しますと、
花婿・花嫁と記念写真をとります。
そして、だいたい始まる時刻になりますと、花婿・花嫁の入場になるのですが・・・
これが、ど派手。
両サイドには、花火を持った、ベトナム美女とともに登場してきます。
ワイングラスを注いだあと、ご両親とともに、乾杯するのが、
必ず行う儀式的なものだそうですが、
ベトナムの結婚式で絶対に欠かせないのが、2点。
参加者が舞台に立って、「カラオケ」ができることと、次々開けられていく、「ビール」です。
花婿・花嫁は、あいさつと乾杯をするために、テーブルに立ち寄っては、
花婿は、ビールを無理やり飲まされたり、
酔っているのに、舞台に立って、歌う参加者がいたりと、
始終、ドンちゃん騒ぎが続いていきます。
そして、始まりが適当であれば、終わりも当然、適当です。
ベトナムでは、参加者それぞれが、満足して、帰りたい時刻になったら、帰っていきます。
みんながだいたい帰る時間帯になれば、花婿・花嫁は、
会場出口に立って、最後にあいさつを交わしていきますが・・・
最後に一言あります。
もしも、ベトナムの結婚式に参加する際は、
始まり時刻と終わり時刻という概念にとらわれないでください。
※このレポートは、大学生の生の声をお届けするものです。
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