アジアブログ

 

 
 

2010年11月1日 【ベトナム】
”にわかベトナム通”に注意

Brain Works Asia co.,Ltd
ディレクター 中嶋 和雄


先日、1ヶ月ぶりに日本からベトナムに戻ってきたのだが、
わずかな期間でもベトナムでのビジネスがさらに活気を帯びていることを感じた。
特に日本向けビジネスを進めている方からは、
問い合わせや引合が格段に増えて、と景気のよい話がよく飛び交う状況である。


先日も報道されていて多くの人がご存知だと思うが、
ベトナムでのレアアース採掘の協力、原子力協定の締結に向けた動きなど、
政府レベルでもベトナムとの提携を深める機会が増えていることがわかる。


政府やメディア報道の後押しも受けて、
これから更にベトナムビジネスをスタートする人も増えてくることが予想される。
私たちとしても大歓迎である。


ただし、注意しなければならないのは、こうしたブームに乗って
”にわか”のベトナムビジネス通が少なからず増えてくることである。


もちろん、ここで言う”にわか”とはベトナムビジネスを経験長短を単純に指し示すものではない。
成長著しい国では、ビジネス情報も日々変遷し、
法制度などのルールにも頻繁に変更が入るため、ある意味で情報の”賞味期限”は切れやすい。
よって、最新の情勢を知ることで事足りる側面もある。


また、現地にいても、居住を主目的に滞在する人や、
小さなコミュニティレベルでの活動範囲に限られている人においては、
いくら長く経験があったとしても、ベトナムビジネス通であるとは限らない。


しかしながら、これまでアジアやベトナムに何の接点もなかった人が
少しベトナムとのつながりができたからといって、
今の時代にベトナムビジネスのエキスパートとして語るのであれば、
いくらなんでも眉唾ものである。


だからこそ、きちんと情報発信源の真贋を見極める姿勢が大切になるのだ。


これまではベトナムのビジネス情報が圧倒的に不足していた時代であった。
しかし、これからはベトナムに関わる日本人ビジネスパーソンも増え、
玉石混交のビジネス情報が氾濫する時代に突入することが予想される。


こうした中、これから初めてアジア・ベトナムへビジネスの舵を切るとなると、
経営者にとっては、実体験や事実に基づいた情報を、安心して入手することに、
より高い関心を向ける必要があるといえる。


私たちはベトナムだけでなく、アジアの周辺諸国も含め、
トータルでビジネス情報を集め、支援サービスを展開している点に大きな特徴がある。
ベトナムにおいては10年以上の実績があり、
ベトナム人経営者層とのネットワークも確立して、生のビジネス情報をストックし、配信している。


アジア・ベトナムのことについては、私たちブレインワークスグループに
安心して相談してほしい。


 
 


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